電報マニュアル・Q&A

電報に使える文字の種類は?

電報に使える文字の種類は様々です。昔は、電報で使用できる文字がカタカナだけの時代もありましたが、現在の電報では、カタカナはもちろん、ひらがなや日常でよく使う漢字、アルファベットまで自由に使えます。制限はありますが、一部の記号も使用することが可能です。

電報で使える漢字

電報サービス大手では、電報に使用できる漢字をJIS第1水準、第2水準と定めています。JIS第1水準、第2水準とは、JIS(日本工業規格)の定めた漢字コードのことです。JIS第1水準は2,965字の日常生活で使われることの多い漢字からなり、JIS第2水準は人名や地名などに使われる漢字や部首、旧字体を含む3,390字からなります。ただし、使用できる漢字の種類は電報サービスを行う会社によっても異なるので、電報を利用する際は事前に確認が必要です。

電報で使えない文字

日常的に使う場面が多い記号や符号などは、多くの電報サービスで使用可能です。しかし、機種依存文字と呼ばれる文字は利用できないことがあります。機種依存文字とは、使用する機器によっては文字が正しく表示されない種類の文字のことです。例えば、センチメートルやキログラムなどを1文字分で表す単位記号や株式会社や有限会社を略した記号、電話やファックスを1文字分で表すアルファベットの記号などが挙げられます。環境依存文字については、電報サービスごとに使用できるかどうか異なります。機種依存文字をどうしても使用したい場合は、利用しようとしている電報サービス会社に確認しましょう。

文字の表現方法を選べる電報サービスもある

電報サービスを提供する会社によっては、電報に印刷する文字のフォントやサイズを選択することができます。それ以外にも、行間サイズや縦書き・横書きを選べるサービスもあります。電報でもこのようなサービスを利用することで、メッセージの内容からだけでなく、文字の表現の仕方で気持ちを伝えるができるのです。
インターネットで申し込むタイプの電報サービスでは、実際にメッセージを入れた後の完成レイアウトを画面上で確認できるものもあります。電報に使える文字を把握して、より気持ちの伝わる電報メッセージを作成しましょう。