結婚式招待状の返信マナー|欠席するときは祝電で気持ちを伝えよう!
結婚式の招待状の返信には、マナーがあります。例えば、出席する場合と欠席する場合では返信するタイミングが異なり、マナーを知らずに返信すると、新郎新婦に対して失礼になるおそれがあるのです。
結婚式に出席する場合ははがきを返信して当日を迎えれば良いですが、やむを得ず欠席する場合は、ただ返信するだけで問題ないのでしょうか。
今回は結婚式の招待状を返信する際のマナーと、結婚式を欠席する際にお祝いの気持ちを伝える方法をご紹介します。
結婚式の招待状に返信するタイミング
結婚式に招待されたときは、出席するか欠席するかによって返信するタイミングが異なります。出席する場合、欠席する場合、未定の場合をそれぞれ見ていきましょう。
出席の場合はなるべく早く返信する
欠席の場合は少し間を置く
未定の場合はまず連絡する
返信の書き方で押さえたい基本ポイント
返信用のはがきに記入するときは、使用する筆記用具にも気をつけましょう。まず、押さえておきたい基本ポイントをご紹介します。
黒いインクで記入する
「御」「芳」など尊敬表現を修正する
また、返信先の宛名の下にある「行」は、そのまま送ると相手に対して失礼になりますので、二重線で消して「様」に書き改めてください。
二重線や句読点にも注意する
また、文章を読みやすくするために用いる「、」「。」などの句読点は、慶事に関わる文章では「縁が切れる」「終わる」ことが想起されるおそれがあるので使いません。そのため、メッセージなどを書き足す際は、句読点を使わないように注意が必要です。
出席と欠席の返信の書き方
では、出席する場合と欠席する場合について、それぞれ具体的な書き方を見ていきましょう。
出席の場合
さらに、「出席」の前後に「慶んで」と「させていただきます」を書き加えて、「慶んで出席させていただきます」とすると、「招待されて嬉しい」という気持ちがより伝わります。
結婚する二人に向けた、お祝いの言葉や招待へのお礼も書き加えましょう。はがきの中に特にメッセージ欄がない場合は、余白にメッセージを書いてもOKです。
欠席の場合
また、「欠席」の前後に「残念ながら」と「させていただきます」を追加して、「残念ながら欠席させていただきます」とすると、出席できず残念に感じている気持ちがより伝わります。
欠席の理由は、めでたいことであれば「親族の結婚式と同日のため」などと明記して、病気などネガティブなことであれば「やむを得ない事情により」などとします。「多忙のため」や「経済的に苦しい」などは結婚式の欠席理由としては失礼にあたるので避けましょう。
メッセージ欄や余白には、お祝いの言葉と出席できないことに対する謝罪の言葉を書くのが一般的です。
欠席の場合は式場に祝電を送ろう
結婚式に招待してもらったのに出席できないときに、お祝いの気持ちを伝えられる方法の一つが祝電です。
祝電でお祝いの気持ちを伝える
電報はベーシックな台紙タイプでも、花柄や和柄、刺繍、ラインストーン、キャラクターなどが入っているものがあり、種類が豊富です。
また、ギフト付きの電報なら、お祝いの品も一緒に送ることができます。ウエディングドレスや白無垢を着たぬいぐるみをはじめ、プリザーブドフラワー、ペアグラス、カタログギフトなどがあります。
祝電の文例
- 50文字程度の文例
- ◯◯ちゃん結婚おめでとう! ドレス姿を見られずに残念で仕方ありません 遠方よりお二人の幸せをお祈りしています
- このたびはご結婚おめでとうございます 出産予定日が近いため自宅から祝福の気持ちを送ります 末永くお幸せに!
- ご結婚おめでとうございます 二人の晴れ姿を見られずに残念です お二人の新たな門出を心よりお祝いを申し上げます
- 華燭のご盛典を心よりお慶び申し上げます 本日は出席できず残念です お二人のご多幸を心よりお祈りいたします
- 100文字程度の文例
- ◯◯さん ◯◯さん このたびはご結婚おめでとうございます 本日は直接お祝いを申し上げたかったのですが披露宴に出席できず申し訳ありません お二人の未来が輝かしいものになりますように心よりお祈りいたします
- ご結婚を心よりお祝い申し上げます 晴れの姿を見たかったのですが出席できず残念です あふれんばかりの喜びを電報に込めて送ります お二人で笑顔に満ちた幸せなご家庭を築いてください
- 本日はご結婚おめでとうございます! ご招待いただいたにもかかわらず出席できずに大変残念です これからお二人は二人三脚で幸せなご家庭を築かれることでしょう 新居に遊びに行ける機会を楽しみにしています
返信や祝電のメッセージは忌み言葉に注意
結婚式の招待状の返信はがきは、「御芳名」などの敬語を忘れずに直した上で、出席する場合と欠席する場合それぞれのタイミングで出す必要があります。
結婚式はできるだけ出席したほうが良いですが、やむを得ず欠席する場合は、お祝いの気持ちが十分に伝わるようにしたいものです。もし祝電を送るなら、メッセージに「切れる」「離れる」「重ね重ね」といった忌み言葉を入れないように気をつけましょう。
忌み言葉を入れないように注意するのは、招待状の返信はがきに書き込むメッセージも同様です。
今回ご紹介した基本的なマナーを守って返信すれば、出席・欠席にかかわらず、新郎新婦をお祝いする気持ちが伝わるでしょう。